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2015年8月16日 (日)

「保守 vs リベラル」「右翼 vs 左翼」「改憲 vs 護憲」…これらの昔ながらの政治的対立軸は、本当に重要な論点から注意を逸らすための「猫じゃらし」に過ぎない。

この表題の意味がお分かりでしょうか?これらの対立軸がどうでもいい、と言ってるのではありません。しかし、日本にはもっとはるかに重大な「国家的トラウマ」とも言うべき問題があるのです。それは、

「対米隷属か、対米自立か」

…の問題です。
殆どの日本人は戦後の日本の現実についての理解が足りていません。日本は敗戦後、進駐軍による占領時代を経て、日本国憲法を制定、サンフランシスコ講和条約を受け入れて一応独立国に戻ったことになっていますが、実際は今でもアメリカによる属国統治が続いているのです。

以前にも紹介したことがありますが、「日本はなぜ、『基地』と『原発』を止められないのか/矢部宏治著」の中にこのことが詳しく解説されています。日本人は全員この本の内容を知るべきです。

簡単に説明するとまず第一に、関東の上空には「横田空域」という面積にして関東の1/3ほどを占める空域があって、そこには基本的に在日米軍機しか入れません。日本の自衛隊はもちろん、旅客機すら入れないのです。つまり、日本の領土の上空でありながら、そこはアメリカの領空なのです。このために大阪から東京に向かう旅客機は、千葉方面に迂回せねばならず、15分ほど余分に時間と燃料がかかります。戦後70年ずっとこの状態なのです。こんなおかしな「独立国」が日本の他にありますか?

またこれは比較的知られていますが、在日米軍の飛行機やヘリが事故で日本の国内で墜落すると、そこは「アメリカの領土」になります。例えば日本人の家の庭に米軍機のヘリが墜落したとします。その時から、その人は自分の家に入ることが出来ません。それどころか、日本の警察も、救急車も入れず、米軍だけが出入りできる完全な「治外法権」状態になります。

さらに日本はアメリカの許可なしに原発をやめることが出来ません。「日米原子力協定」という条約に明記されています。日本で脱原発派の政権が誕生し、原発の全廃を決め、電力会社も合意したとしても、アメリカが「ダメだ」といえば日本は脱原発出来ないのです。

…これらのことは決して「陰謀論・都市伝説」などではありません。全て日米間で条約が結ばれているれっきとした法的根拠の在る現実です。さらには日本はかえってくるアテのない米国債を大量に買わされ、「思いやり予算」だの何だのと、何かといえば国富をむしり取られています。つまり日本はアメリカの「属国」であり、言いなりになる便利な「財布」であり、まともな主権国家とは言えない「奴隷」なのです。

つまり、この記事の表題【「保守 vs リベラル」「右翼 vs 左翼」「改憲 vs 護憲」…これらの昔ながらの政治的対立軸は、本当に重要な論点から注意を逸らすための「猫じゃらし」に過ぎない。】の意味は、この「対米隷属か、対米自立か」という日本にとって何よりも重要な外交課題から国民の目をそらすために、「猫じゃらし」で猫の注意をひくように「保守 vs リベラル」「右翼 vs 左翼」「改憲 vs 護憲」などの対立軸が利用されてきたということを言っているのです。一種のスピンコントロールですね。

「改憲か、護憲か」の問題にしても、対米政策を抜きには本来語れないはずです。つまり、この「改憲か、護憲か」の問題の選択肢は、基本的に次の4つがあります。

①対米隷属ー護憲
②対米隷属ー改憲
③対米自立ー護憲
④対米自立ー改憲

①は基本的に「現状維持」の案です。すなわち米国の「核の傘」、安保条約による軍事的抑止力を利用させてもらい、その代わり米国の属国統治を容認しながら、現在の平和憲法を維持する、ということですね。

②は現在安倍政権がやろうとしていることです。すなわち米軍に依存して、属国統治を受け入れながら、更に集団的自衛権を行使できるようにして、自衛隊が米軍と一緒に軍事行動が出来るようにする、ということ。さらに安倍政権の場合はそれを改憲せずに、姑息にも「憲法解釈の変更」でやろうとしているわけですね。この選択肢は今以上にさらなる米国に対する奴隷状態、属国統治を許すことになりますね。安倍政権が「アメリカの犬」と揶揄される所以ですね。というか、日本の首相は「アメリカの犬」でなければなれないわけですが。アメリカに命令されて、アメリカにとって必要な「安保法制」その他の法案をアメリカの犬である安倍政権が必死に進めているというのが、今の状態です。

③は対米自立ですから、日米安保条約、日米地位協定、日米原子力協定などの不平等条約を破棄し(または対等な同盟関係にふさわしい内容に改定し)、基本的には在日米軍は日本国内から出て行ってもらうことを意味します。つまり、「核の傘」、安保条約による軍事的抑止力は全て無効になります。その上で現在の平和憲法も維持する…すなわち軍事的抑止力をダウンさせながら、集団的自衛権は行使しない、専守防衛以外の軍事行動はやらない、と言う現在のスタンスを維持するわけです。これは覚悟のいる選択ですね。

④は対米自立し、米軍の「核の傘」と軍事的抑止力を放棄した上で、改憲して自衛隊を「普通の軍隊」にして、他の先進国と同様、制約を設けない軍事行動を可能にする…すなわち他の先進諸国がやっているのと同様に「自分の国は自前の軍隊で守る」という選択ですね。

大雑把に言って「改憲か、護憲か」の問題は、この4つの選択肢があることになります。この問題は常に「対米隷属か、対米自立か」の大命題とセットで考えなければならない問題です。このように考えると、「改憲か、護憲か」の選択は今までと考えが変わる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

個人的には①と②、すなわち今後も対米隷属、米国による属国統治を受け入れ続けるという選択は論外だと思っています。日本は対米自立を目指すしかない…その上で「改憲か、護憲か」はまだ決めかねている、というのが僕の現在のスタンスです。

いずれにしても、日本人は「現状の日本はアメリカに属国統治されている」という現実をちゃんと認識し、受け入れる必要があります。その上で今後どうするのか?…を考えるべきでしょう。

この「アメリカが日本を属国統治している」という巨大な問題に比べれば、他の国との問題はどれも小さな問題です。にも関わらず、殆どの日本人がそのことに気づいておらず、他の小さな問題(特に対中国・韓国・北朝鮮)を目の前にぶら下げられて「国民あっち向いてホイ!」とばかりに目眩ましされ、洗脳されているのです。「中国、北朝鮮の脅威が増している!」と言いながら、アメリカが戦後70年、ずっと日本を侵略し続けているという現実は「見ないふり」している…これが今の日本なのです。

この「日本は戦後ずっとアメリカに侵略され続けている」という事実は、巨大過ぎ、身近過ぎ、目眩ましされ過ぎていて、洗脳された日本人は認識できない問題になってしまっています。あなたはこのままでいいと思いますか?

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

いうまでもなく、対米に関してはその通り。

でも、実際のところ日本人の選択肢は次のどれか。
・左翼・・・というより、大嫌いな中露朝(韓含む)連合の犬
・右翼・・・というより、嫌いな米国の犬

どっちが"マシ"ですか?という選択しかできず、他の選択ができないまま60年経ってるんだと思っています。
そして、これらの周辺国で一番まだマシなのは米国と思っているのが大勢かなと。

そのなにか大きな勢力に従属しようと言うメンタリティがダメなんですよ。
真の独立、自立を目指さないと。
その点では鎖国していた江戸時代のほうがまだマシだったのかな、という気がしないでもない。
今の時代、鎖国は無理だけど、上手に外交をやって、手を結ぶべきは結んでも、どの勢力にも従属はしない。
それなければ本当の意味で独立国とはいえません。

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