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2006年7月 5日 (水)

分ち合いで成り立つ世界 - 1

「世界を救うのは、分かち合いによってしかあり得ない」と主張している人がいます。僕はかなり前からこのことを真剣に考えていました。つまり「分かち合わない=所有権の主張」を前提としていて、お金による価値の流通、すなわち「金融資本主義」という仕組みで世の中が動いているうちは世界は救われない、ということだと思います。下記のリンクをちょっと覗いてみてください。

お金のいらない国
お金のいらない国2

これは長島龍人さんという人が書いた架空の物語ですが、僕は非常に感銘を受けました。ネットには途中までしか載ってませんが、興味を持った方は是非本を買って読んでみてください。僕は世界がこんな風になったら、どんなに素晴らしいだろう、と真剣に思います。これは「所有」という概念がない世界です。お金、貨幣というのは所有権を前提として、それを交換するためのツールですから「所有」という概念が存在しない世界では、お金が必要ないのは当たり前です。

ですが、我々が住んでいる現実のこの世界は、こういう風には出来ていません。現実はこうです。

もし世界が100人の村だったら

数年前に大きな話題になったので、この「もし世界が100人の村だったら」を読んだことのある人もいらっしゃるでしょう。現実は世界の80%の富や資源を20%の先進国が独占しています。あとの80%の人々は残り20%の富・資源を分け合ってやっとの思いで生活しています。穀物を例にとれば、世界で年間 19億トン生産されています。これは世界中の人が生きていくのに必要な量のおよそ2倍になります。つまり食料が足りないので餓死する人が出るのではありません。世界には全ての人間が食べて行くのに十分な食料があるんです。にもかかわらず餓死する人が大量に出るのは、豊かな国(特に日本)が世界中の食料を独占的に買い集め、余ったものを大量に捨てているからです。もし豊かな国が捨てている分の食料を貧しい国に届けることが出来れば、それだけで明日にでも世界の食料問題は解決します。問題は豊かな国の側に「分かち合おうという気がない」ことです。豊かな国はいくらでも食料を買える、貧しい国はそれが出来ない。たったそれだけの理由で世界中で年間1500万人の人たちが餓死して行きます。

今日本では「勝ち組、負け組」などと良く言いますが、世界全体を見れば日本人に生まれただけで間違いなく「勝ち組」です。飢え死にしたり、戦争に命を脅かされたり、住むところがなかったりなんていう心配はほとんどありませんからね。もちろん日本の国内を見れば、その中にまた「勝ち組、負け組」はあるわけですが。

このように著しい不平等、差別を生んでいるのが「資本主義」という仕組みです。資本主義というのは才覚があれば誰でもお金持ちになれる、誰にでも平等にチャンスがあるという風に思われがちですが、実際はそうではありません。資本主義は300年ほど前の「勝ち組」が自分たちの支配の構造を確固たるものにするために、自分たちに都合がいい世の中の仕組みを作ったものです。それが今日まで続いていて、彼らの思惑通り300年前の勝ち組は今でも勝ち組です。一握りの強者が多くの弱者を踏みにじることによって成り立っているのが「資本主義」の構造です。世の中がこの構造の上に乗っかっている限り、彼らの支配は崩れないでしょう。「お金のいらない国」のような世界を実現するのは、夢のまた夢です。

長島龍人さんの「お金のいらない国」では、主人公がある日突然タイムスリップして、「お金のいらない国」に迷い込むという設定になっています。どうしたら我々の住む今のこの世界を「お金のいらない国」のように変えることが出来るか、ということについては触れられていません。次回は「どうやってお金のいらない国を実現するか?」ということについて考察してみます。

続く

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