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2006年4月

2006年4月25日 (火)

MacBook Proな日々

From_clipboard

MacBook Proが来て一月ほどが過ぎました。久々のブログ投稿は、このニューマシンの使用記をまとめてみましょうか。まず長所から。

とにかくインテルCPUに対応したソフトは快適に動きます。標準添付のiLifeなどは超速い。はっきり言って僕が仕事でメインで使ってるPowerMac G5 Dual 2GHzよりも速いです。例えばここでダウンロードできるフルHD (1920x1080) のQTムービーが全くコマ落ちなく再生できます。G5でもフルHDのムービーは若干コマ落ちするのですが…。PowerMac G5を購入した時でさえ「これでMacの買い替えも打ち止めか」と思うほど速さを実感しましたが、それをあっさり抜くノート型が出るとは…。

それから液晶が明るく、美しくなった。解像度も少し上がってデスクトップが広くなり、高精細な感じになりました。前のPowerMac G4だと少し色がくすんで見えるため、写真の加工などには向いていませんでしたが、これなら問題なさそうです。

次に問題点。第一に当たり前ですが、まだインテルCPUにネイティブ対応しているソフトが少ないこと。それでもオフィス系のようなソフトならロゼッタ上で使ってもほとんど問題ありませんが、パソコンの能力をフルに引き出すグラフィックや音楽ソフトでは、インテルに対応していないと仕事で使うには苦しくなります。僕が仕事でメインで使ってる音楽ソフトDigital PerformerはまだインテルCPUにネイティブ対応していません。一応動作自体は問題なく動くようですが、スピードはそれなり。まあ、用途を限定すれば使えないことはない、という程度かな。まだ仕事で使ったことはないので、今まで使ってたPBG4と比べてどのぐらいの性能か厳密な比較は出来ませんが…。Digital Performerはつい最近Ver.5が出ましたが、これもまだインテルには未対応。対応版は今年の夏から秋ごろになるそうです。

あと僕にとって問題なのは、PCカードスロットがなくなって、エクスプレス カード スロットになったこと。今まで僕はモバイル用にPCカード型のオーディオインターフェイス、Digigram VXpocket 440というのを使っていたのですが、当然これは使えなくなります。カードの形状自体が違うのですから、どうしようもありません。FirewireかUSB接続のオーディオ・インターフェイスを新たに買う必要があります。ちょうど最近Digital Performerを出しているMOTUがハーフラックサイズでFirewire接続タイプのオーディオインターフェイスUltraLiteを出したので、多分これを買うことになるでしょう。

それから僕が使ってるプリンタのドライバが未だに対応していない。HPのPSC750というスキャナと複合機のプリンタを使っているのですが、確か4~5年前に買ったかなり古い機種なので、もしかするとこのまま対応ドライバは出ないのかもしれません。そうするとプリンタも買い替えか〜…金かかるな〜(^^;)。

プラグインソフトの類いもインテルにはまだ対応していないのが多いです。特に問題なのはWindows Mediaのビデオファイル。マイクロソフトがMac版のWindows Media Playerの開発を打ち切ってしまったので、インテル対応版は永久に出ないことになります。ネット上のストリーミングビデオはWindows Mediaが主流なので、今後Macユーザーはほぼ見れない、見れたとしてもかなりの不自由を強いられることになるでしょう。

ですが、明るい要素もあります。既にあちこちで報じられていますが、Boot CampというApple純正のソフトをIntel Macにインストールすると、Windows XPが動作するようになるのです。起動時にMac OS Xで起動するか、Windows XPで起動するかを選べるようになります。つまり、Intel Macは1台でMac OSとWindowsが両方使える世界で唯一のマシンになるのです。これはMacがインテルCPUに移行することを発表した当初、僕が予想していたことですが、ついにApple自らWindows実行環境をサポートすることになりました。Boot Campはまだβ版ですが、正式には次期Mac OS X Ver.10.5 "Leopard"の機能として取り込まれることになるそうです。これからのMacは「1台でMacとWinのソフトが両方使える」ことが当たり前になって行くということですね。これほどAppleがマイクロソフトに接近したのは、Apple IIにマイクロソフトのBasicプログラムが載って以来のことかもしれません。

ネイティブ対応したソフトの劇的なスピードアップを考えれば、インテルCPUへの移行は当然と言えるかもしれません。MacとWin環境の両対応などもインテルへの移行なしにはあり得ないことでした。とは言うものの、ユーザーやでサードパーティは混乱を強いられることも事実。Appleはこうした大転換を行うのは3回目になります。1回目は90年代の前半にモトローラの68系CPUからPowerPCに移行した時。次に2000年前後の旧Mac OSからMac OS Xへの移行。そして今回のPowerPCからインテルCPUへの移行。その度にソフトやドライバが対応してないだの、自分のマシンでは新しいOSが動かないだのとドタバタが繰り返されました。それだけでなく、このMacBook ProはPCカードスロットがなくなって、エクスプレス カード スロットになってしまったので、今まで使えていた周辺機器(僕の場合はオーディオ・インターフェイス)がいきなり使えなくなっています。と言ってそれに代わるエクスプレス カード対応の周辺機器はまだほとんど出ていない状態。「使えるものを取り去って、使えないものをくっつけてどうすんだ」と言いたくもなります。それで思い出すのは初代iMacが登場した時。あのときもいきなりフロッピー・ドライブを取り去り、シリアルポートを取り去って、USBを標準装備したのでした。結果としてiMacはAppleにとって久々の大ヒット商品になり、この場合はあの思い切った転換が功を奏したわけです。iMacはUSBが普及するための牽引役を果たしたと言えるでしょうね。

Appleは良くも悪くも「イノベーション=革新」をモットーとする会社。そうでなければiPodやiMacのようなあっと驚く成功もなかっただろうし、だからこそWindowsに比べればほんの少しのシェアしかないにもかかわらず「業界のトレンドセッター」としてのブランドイメージを築くことが出来たのでしょう。Macユーザーである限り多少の不便を我慢しながらも、Appleのドタバタにつき合って行くしかないですね…と、今のところ仕事では使い物にならないMacBook Proを前に苦笑いする僕でした(^^;)。

追記:そうこうしてるうちに17インチのMacBook Proも発売になりましたね。

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