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2005年8月28日 (日)

資本主義と環境問題

最近改めて環境問題について考えることが多くなりました。それで思うのは、環境問題の深刻さについてあまりにも世間一般の認知度が低いということです。その理由は、誰かがマスコミ通じて環境問題について本当のことを言おうとすると、「消費してくれなければ成り立たない企業」が圧力をかけるせいでしょう。では「本当のこと」とは何か?一言で言えば、このまま人類全体が経済的豊かさ、資本主義的繁栄をどこまでも追い求めていけば、もうすぐ地球はパンクする…ということです。

例えば温暖化の問題一つとっても、1997年の温暖化防止京都会議では、先進国全体で約5%の温暖化ガスを減らすことが決められましたが、実際には温暖化を防止するためには地球全体で60〜80%の温暖化ガスの排出削減が必要です(国連IPCC報告書)。途上国の100倍以上のCO2を出している日本は91%、アメリカは96%の削減が必要です。現在、EU(欧州連合)は削減目標を40%と大幅に引き上げ、ドイツやイギリスなどは既に約10%〜20%の削減をしています。(それでもまだ解決にはほど遠いですが)しかし、日本の削減目標はわずか6%。しかも現状は1997年の京都会議の時点から現在までに逆に8%増加しています。

簡単に言えば、いわゆる「持続可能な社会」を実現するためには、日本は昭和30年代のレベルにまで経済の規模、エネルギー消費のレベルを下げなければ、温暖化を止めることは出来ません。これは小手先の対策、技術革新とか自然エネルギーの推進ぐらいではとてもじゃないが達成できません。かといって資本主義の経済原理の中にどっぷり浸って生きている我々日本人が、自主的に現在の豊かさを捨て、昭和30年代の生活レベルに戻ることが出来るでしょうか?まあ、かなり非現実的でしょうね。(僕だって多分そこまでは出来ません(^^;)。)

じゃあどうするんだ?…ということになりますが、僕なりの結論としては「それ以前に資本主義が崩壊する」ということが最も現実性のあるシナリオではないかと思います。郵政法案の話題を取り上げたときにも書きましたが、今の日本の国の借金は現時点で既に750兆円以上。個人に例えるなら、年収400万円の人が7500万円借金しているのに等しい額です。しかも借金を返すどころか、さらに年収と同じぐらいの額の借金を、毎年毎年上乗せしている状態。日本は破産寸前なのです。しかもアメリカの財政は日本に輪をかけてひどい状態です。世界のGDP1位と2位の国がこんな状態なのですから、もう資本主義そのものが限界に来てると言えるのではないでしょうか。日本とアメリカが経済破綻を起こせば、事実上それが資本主義の終焉でしょう。

おそらく遠くない将来、かつて15年ほど前に共産主義が世界中で連鎖崩壊したように、資本主義という社会の仕組みも崩壊して世界から消滅してしまうのではないでしょうか?むしろ早くそうなった方が、地球は救われると僕は大まじめに思うのですが、みなさんはどう思いますか?そのあとにどんな社会を築くのか、ということが問題ですが…。

逆に言えば、このまま資本主義の原理で世界が動きつづけ、世界中の人間がもっと、豊かに、もっと金持ちに、もっと便利で快適に…を追求しつづけたとしたら、いよいよ環境破壊は取り返しのつかないところまで進行し、映画「デイ・アフター・トゥモロー」のような壊滅的な事態になりかねません。痛み止めの薬で病気をごまかしてるうちに、手遅れになるようなものです。明日にもそれが起こっても、何の不思議もない。そうなるよりは、資本主義が先に崩壊してしまった方が、僕は遥かにましだと思います。もちろん郵政民営化がどうの、なんて話とは比較にならないほど、社会は一時大混乱に陥るでしょうけど、地球を守るためには最後はそれしかないのではないか、という気がします。

あの映画「デイ・アフター・トゥモロー」では地球規模の巨大な天変地異のあと、生き残った人類が復興に立ち上がる、という希望を持たせたエンディングになっていますが、もし本当にあのような事態になったら、真に怖いのはその後に予想される食料危機でしょう。世界中の農地がほとんどダメになるでしょうからね。

食料危機と言えば、先進国の中で一番食料危機に弱いのは間違いなく日本です。なんせ食料自給率が40%しかなく、先進国中ダントツ最下位ですから。食料の輸入が止まり、国内の農地も大半が大打撃を受けたとすれば、まあ日本人の半分は餓死かな。それでいて、今の日本は大量の食料を輸入し、そのうち3000万人分の食料を毎日捨てている残飯大国でもあります。これも世界ワースト一位だそうです。毎日大量の食料を輸入し、そのうちの大半を捨てているという奇妙な国…それが日本です。日本が毎日捨ててる食料を、貧しい国に届けることが出来れば、それだけで世界の飢餓問題はたちまち解決すると言うのに…。こんなことがいつまでも続く方がおかしいと思いませんか?

もし食料の奪い合いで戦争、ということにでもなれば、イラク戦争どころでは済まないでしょうね。エネルギーや資源や富の奪い合いなら即命に関わることはありませんが、食料が無くなれば明日にも死ぬかもしれないわけですから。

ガイア仮説」を紹介したときに「人間は地球にとってガン細胞のような存在になりつつあるのかもしれない」と言いました。人間がガン細胞を外科手術で切り取るように、人間が地球にとっての「ガン細胞」になってしまったら、地球が人間を排除しようとすることはごく自然なことでしょう。昨年来の台風の異常な多さ、スマトラ沖をはじめとする大地震の頻発、さらにこのところ異常に増えた飛行機事故等々…一部でいわれているカタストロフィの時代…すなわち地球が外科手術で人間を排除しようとする時代がじわじわと始まってるようにも思えます。それなのに相変わらず人間は資本主義の原理に基づいたマネーゲームに狂奔しています。まるで沈み行くタイタニック号の上でパーティに興じていた乗客のように。

いたずらに恐怖をあおるつもりはありませんが、少なくとも科学的な根拠に基づいた環境問題の深刻さについては、もっと本当のことを多くの人に知ってもらう必要があるでしょう。「自分はガンだ」と知らなければ、手遅れにならないうちに適切な治療が出来ないように、本当のことを知らなければ適切な行動をとることは出来ません。そうした意識改革が人類全体に行き渡るのが早いか、決定的な破綻が起こるのが早いか…時間との勝負ではないでしょうか。

つい先日も、朝日新聞に「『台風ラッシュ』今年も? この1週間で3つ目発生」という記事が出てました。温暖化が進めば海水温も上昇し、その分だけ強力な台風が多発する…ごく当然の結果です。おそらく今後エスカレートする一方なのでは?

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