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2005年2月 8日 (火)

あなた また戦争ですよ

来る2月11日(金)に放送される「あなた また戦争ですよ〜残された妻たちの手記」という番組の音響効果を担当したのですが、これはとてもいい番組です。第2次大戦で夫と死に別れた戦争未亡人が、夫との思い出、今のイラク戦争に自衛隊が派遣される状況を見て何を感じるかを、手記の形で綴りました。お奨め出来る内容だと思いますので、是非多くの方に見ていただきたいです。2月11日(金)朝の10時30分からの放送。(朝日放送は14日)皆さんがお住まいの地域で放送されるチャンネルは、 民教協のサイトで確認してください。

以下、ON TV Japanに掲載された番組評を転載します。

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***  猫 又 の 館  ***  〜 番組ライター・ネコマタのテレビ招き!
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■『あなた また戦争ですよ〜残された妻たちの手記』

日本は戦後60年。歴史上のこととしてではなく、実体験として戦争を語り継ぐ戦没家族たちは確実に減っている。今回紹介する番組は、戦争未亡人たちが書いた手記をもとにしている。山形県に住む戦争未亡人たちのグループが15年前から、戦争で子や夫を失った悲しみや戦争に対する怒り、戦後生活の辛さなどを文集に綴ってきた。メンバーのほとんどが80代なかば。何年経っても戦中・戦後の苦しい日々は忘れられないものとなっている。現在彼女たちも日本で平穏な日々を送るものの、世界のどこかで、いつも彼女たちの幸せを奪った戦争は起きている。

番組はドキュメンタリーで、内容はシンプル。文集に綴られた手記が読まれ、手記の書き手である老婦人たちの現在の生活が、山形の風景とともに紹介されるといったもの。戦争がキーワードになったドキュメンタリーであれば、悲惨な戦闘シーンや焼け野原といったものが映像としてフィーチャーされがちだが、そういうものはほとんどない。戦地に旅立った夫の古い写真をいとおしそうに見つめる老いた未亡人の姿。孫や子らとともに墓参する姿。その表情は柔らかい。余計な装飾、演出がないゆえに彼女らの偽りのない言葉が、戦争の悲惨さをしみじみと訴えかける。

終戦後、帰らぬ夫のために何年も何年も影膳を供え続けた妻。わずか1年の結婚生活、そして初めての子供の出産の日に出征していった夫。夫が戦死すると「血がつながっていないから」と嫁ぎ先から追い出された妻。

戦争の爪跡は、こういった記憶として女たちの心に深く残っていったのだ。現在は苦労を乗り越えて、子や孫に囲まれて幸せそうに暮らしている人でも、内心は未だ穏やかでない人も決して少なくないのだ。「私の接しているおばあちゃんと、手記のおばあちゃんとはあまりに違う」と驚いた孫がいたが、現在の穏やかな姿から戦中の姿が思い浮かばないのもわかる気がする。けれども、この文集に登場する女たちは、自分のおばあさん、自分の母、自分のひいおばあさんの話だったとしてもなんの不思議もないのだ。

番組のラストには、イラクに向けた自衛隊の出発式のシーンが挿入されている。この番組は山形放送で制作されたが、今現在、サマワで復興に携わっている自衛隊の部隊は、奇しくも山形に駐屯している部隊が主力なのだそうだ。戦争未亡人の姿を追っていたカメラマンは、このシーン撮影のとき、残る家族にレンズを向けると泣けてきてしまったそうだ。

番組ディレクター氏は「この番組は声高に戦争反対を叫んでいるわけではない」と語った。「取材家族に話を聞くうち、家族の原点について考えてしまうようになった」と。この番組を見ていると、平和や幸せはとはなにか、ほんのささやかな喜びさえも奪う戦争とはなにか、ということが心にさざ波のように寄せてくる。そして家族の原点とは? 見る人それぞれ胸に去来するものがあるはずだ。

:::  番 組 情 報  :::

『あなた また戦争ですよ〜残された妻たちの手記』は、2月11日(金)
全国の民教協加盟局にて放送。(朝日放送は14日放送)
財団法人民間放送教育協会

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

先ほど拝見しました。オンタイムで。素晴らしい番組でした。金子さんの音楽と薬師丸ひろ子さんのナレーションがすごくやさしくて、それが悲しみのなかの救いになっていたと思います。全体に温かくてシンプルな作りがかえってよかったと思います。
どこででも見かけるようなおばあちゃんが、戦争未亡人として語る言葉の重み、夫への愛の深さ、幸せの意味、どれもこれもが胸を打つものでした。
いいお仕事されているんですね。でも、教えていただかなかったら見ていなかったな、とも思います。ですから、これからも、こうしたドキュメンタリー、またご紹介くださいね。

良いお仕事のようですね。テレビと新聞を遮断しているので接することができず残念でした。
ただ、戦争といえば今の日本を見た英霊達の心情はいかばかりか…と思う今日この頃です。思想的な背景は無いのですが、己が戦時に散っていたなら「こんな国になってしまうとは…」と無念であると思います。もっとも、愚痴は無意味なので共同体に、社会に対して、出来ることから実行していますが。

→mikakoさん

気に入ってただけて何よりです。実際に戦争を体験して苦労した人の言葉の重みはもちろんですが、私は別の側面として、戦後60年経っても夫への想いが消えない、あの夫婦の絆の強さは何だろう?ということです。今と違って親の意思で結婚相手を決められ、必ずしも好き同士が結婚したわけでもないのに…?謎です。

それはともかく、この番組の中にウォンさんの曲が5曲も使われてたんですよ。気がつきました?

→克己殿
ニューエイジ系に傾倒した人って、テレビを毛嫌いする人が本当に多い。テレビの仕事で食ってる身としては、肩身が狭いっす(^^;)。

やっぱり、ウォンさんでしたか! 
すごくウォンさんの曲っぽいけど、これってなんだろう?ってずーっと思ってたんですよ。悲しみや喜びやそうしたひとつの感情にとどまらない、巡り巡る生命の神秘のような曲調、あの音楽はウォンさんなんですね。私、わかっちゃいました!あの番組にぴったりでした!

9月19日(火) 22:00〜22:55 TOKYO MX あなたまた戦争ですよ〜残された妻たちの手記〜

テレビ欄を見ていたら書いてあったので、検索していたら、ここに来ました。

御記事をみて、見ようかなあーと思いました。

ありがとうございました。m(_ _)m

磯野さん、初めまして。
MX TVで再放送されるのですね。是非ごらんになってください。いい番組だと思います。

初めまして~♪
私もMX TVで、放送されると書いてあったので、何なの~?
と、検索かけてみたらこちらに来ました。
戦争物は、あまり好きではないのですが、こちらを読ませてもらうと、なんか良さそうですね……
見てみようかと思います~♪

hiroさん、初めまして。
戦争ものと言っても、戦闘シーンとかはほとんどなく、戦争で夫を亡くした妻の心情にスポットを当てたものです。内容は自信を持ってお勧めできると思いますよ。

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