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2004年5月13日 (木)

炎のカムイ/嶋田 忠

Kamuy 今でこそビデオを中心に仕事をしてる動物カメラマンの嶋田忠さんですが、これはスチル写真時代の写真集です。最近はTV番組の仕事で頻繁にご一緒してますが、実は私はスチル写真時代の嶋田さんの作品はそれほどたくさん知りませんでした。

最近デジカメ道楽がこうじていることもあり、嶋田さんの写真集を是非見てみたいと本屋を捜していたのですが、なかなか見つけることができませんでした。なぜかと本人に聞いてみたところ、「飽きたので、大部分意図的に絶版にしてしまったんですよ。再編集して出そうとしてるんだけど、忙しくて3巻までで止まっちゃっててね」と笑っておられました。

で、やっと見つけたのがこの写真集。はっきり言って、圧倒されました。カワセミの一種、アカショウビンをテーマにした写真集なのですが、鳥の心臓の鼓動や、情念までも伝わって来るかのような、圧倒的な迫真力。すごいです。写真というのはここまでの表現が出来るのか、と認識を新たにさせられました。最近のビデオの嶋田さんの作品も別の意味ですごいですが、なんというか、一瞬を切り取ったスチル写真は、動く映像とはまた違った表現の領域が確実にあるんですね。当たり前と言えば当たり前ですが、そのことを再認識させられました。

これは1987年に出版された作品ですが、この頃から嶋田さんは徐々にビデオの領域にフィールドを移して行きます。あるいはスチル写真で表現出来ることはやり尽くしたといえる、嶋田さんの動物写真家としての一つの絶頂期の写真集かもしれません。これは勝手な想像ですが、スチル写真では動物写真家としてやりたいことをほぼやり尽くした嶋田さんですが、ビデオの領域ではまだまだ挑戦したいことがたくさんあるのではないかと思います。聞けば間もなくハイビジョン・カメラはハイスピード(1秒あたりのコマ数を落とさないスローモーション)の撮影が可能になるのだとか。

鳥の感情までもが伝わってくるかのようなスチル写真。そして鳥の生態などをリアルに、美しく記録出来るハイビジョンのビデオ映像。これにハイスピード撮影と言う新しい武器が加われば、一体どんな映像表現が可能になるのか。今からとても楽しみです。そして嶋田さんの最終的な目標は、野鳥を主役としたドキュメンタリー映画を作ることで、その先駆である「渡り鳥」という映画を越えることを目指したいのだとか。その時も音楽をお願いしますよ、といわれているので、私たち子龍もまだまだ頑張って精進せねば…。こんなすごい人と一緒に仕事ができる私たちは、幸せ者です。

P.S.昨日また嶋田さんと会う機会があって確認した所、この「炎のカムイ」も嶋田さん自ら絶版にしてしまったそうです。たまたま流通在庫を私が見つけたのは、きわめてラッキーだったんですね。この記事を見て買おうかと思った人がいたらごめんなさい。

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