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2004年1月

2004年1月31日 (土)

イオ/新津章夫

(株)ブリッジ BRIDGE009

Io 先日新宿のタワーレコードをぶらついていて一つのCDに目が釘付けになった。な、なんと、新津章夫の「イオ」がCD化されているではないか!

…と言っても、新津章夫というミュージシャンをご存知の方はほとんどいないでしょう。1978年にこのアルバムでデビューした、知る人ぞ知る不世出の天才ギタリストです。その当時(なんともう26年も前)、私は高校生でしたが、ふと見た雑誌の記事に紹介されているこのアルバムに興味を引かれ、買ってみたのでした。聴いてみて、少なからず衝撃を受けました。なんと言う斬新なサウンド。これが本当にギターの音なのか…?という感じで、ジミ・ヘンドリックスが初めて世に出た時もかくや、と思わせるものがありました。

当時の音楽仲間に聴かせたのですが、たちまち話題となり、LPは引っ張りだことなりました。仲間内で組んでいたバンドに、このアルバムにちなんで「イオ」という名前を付けたほどでした。(その時のバンドリーダーはこの人)特にA面ラスト(CDでは4曲目)の「未来永劫」という曲はすごい。どうやったらギターの多重録音だけでこんなサウンドになるのか皆目分からない。…こんな風に書くと、なんだかとてつもなくアバンギャルドな、実験的な作風を想像するかもしれませんが、そうではありません。なんというか、メルヘンチックな、童話的な世界を感じさせる、独特の作風なのです。

今聴いても全く古さを感じさせない…というより、感じようがない。こんな音楽は、他にないから。古いとか新しいというのは、その時代の流行の音を取り込んでいるから感じるのであって、新津章夫の音は唯一無比で他に比較するものがない。従って、古いも新しいもないのです(^^;)。

しかし、残念ながらそのあまりにユニークな作風のためか、彼の音楽はいわゆる「売れ線」とは全くかけ離れたところにありました。新津章夫は80年代半ばには音楽活動から身を引き、つい最近の一昨年12月19日に呼吸不全で突然帰らぬ人となったそうです。享年49歳。もし彼がずっと音楽を続けていたら、今頃はどんな作品を作っていたろう?とても残念です。ああ、甦る青春…。

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