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2003年7月

2003年7月28日 (月)

新築マンションの恐怖

最近マンションを購入しようと思い、色々と情報収集しています。現在は防音対策のため、わざと事務所向けの物件を借り、そこを仕事場兼住居にしているのですが、一人暮らしとはいえ、事務所で日常生活を送るのはなかなかシンドイものがあります(^^;)。そこで仕事部屋は自前で防音工事をするとして、住居用の分譲マンションを探し始めました。新築マンションの物件もいくつか見に行きましたが、なかなかこれだ、と思えるものがありません。ま、慌てる必要もないので、じっくり探すつもりですが。

ところで、マンション購入関係のサイトを色々検索しているうちに、こんな恐ろしい話に出くわしました。3年前に新築マンションを買ってシックハウス症候群になってしまったという方の体験談です。「悪夢のスィート・ホーム」 と題されたこのサイトには著者の主婦であるJennyさんがマンションを購入してからシックハウス症候群となり、デベロッパーの会社との補償問題の交渉の経緯が詳細に語られています。Jennyさんご夫妻は全身に湿疹が出来るなど、様々なアレルギー症状に悩まされ、旦那様は体調を崩して失業までしてしまいました。しまいにはどうにもそのマンションでは生活出来なくなり、ローンを払い続けているにもかかわらず引っ越してしまったそうです。その後も我慢してシックハウス・マンションにとどまっていたのがたたり、「化学物質過敏症」という病気になってしまって満足に日常生活が送れないほどに状態は悪化してしまったそうです。本当にお気の毒です。

シックハウス症候群は数年前にかなりマスコミで騒がれ、問題になりましたが、わずか3年前に建てられたマンションでもまだこんなひどい問題が起きていたとは…。しかも名前を聞けば誰もが知ってる大手デベロッパーが作ったマンションですよ。ひどいことにそのマンションが売り出されたとき、デベロッパーの営業マンは「このマンションはシックハウス対策が施された安全な物件です」と売り込んでいたのだそうです!しかも問題が明らかになっても、デベロッパーはろくに話し合おうともしない、話し合っても言い逃れ、責任逃れ、有害物質の測定結果をあいまいにごまかそうとする…最後には「あなた方だけは補償するから、ホームページで情報公開するのをやめてくれ」なんて事を言い出す始末。住宅のプロとしての責任感のかけらもないんでしょうか?全くひどい話です。

読んで思ったのは、自己防衛しない限り、この国で安全で健康な生活など、もはや出来ないのだということ。これも一種の環境問題ですね。これから家を買おうと思ってる方は是非ご一読されることをお薦めします。例えば専門家が新築マンションの内覧会などに同行し、チェックしてくれるサービスなども存在しますので、こうしたものを利用するのも一つの手ですね。家を買うのはほとんどの人にとって一生に一度の大きな買い物でしょう。それでこんな悲惨な結果を招かないよう、気を付けたいものです。

2003年7月14日 (月)

パソコンの未来

Index_g5chip 少し前の話になりますが、Macお宝鑑定団の7/7の記事に今後のIBMのPowerPCのロードマップ情報が出ていました。(公式に発表されたものではなく、あくまでも噂)それによると…

現在のG5、PowerPC 970は来年半ばごろには2.6GHz〜2.8GHzまでクロックアップ
PowerPC 980は2.6GHz〜3GHzで来年の後半登場 、最終的には4.5GHz〜5GHzまでクロックアップ
2005/2006には、PowerPC 990が6GHz〜10GHz
2007/2008には、PowerPC 9900が20GHz〜25GHz

さらにPowerMac以外の製品にPowerPC G5が搭載されるのは、Xserveが今年の末頃、PowerBookは2004年の1月/2月、iMacは1年以上先になるらしい…ということだそうです。これはMacでの話ですが、当然Windowsのインテル系CPUも負けてはいないでしょう。しかし…4〜5年後にはクロック20GHz〜25GHzですか。これだけ性能アップしたパソコンを一体何に使うんでしょうね?

現在でも一般的なパソコンの用途 (ウェブブラウズ、メール、ワープロ、表計算、音楽CD/MP3/DVD等の再生…etc.)では最新のハイエンド・パソコンの性能は明らかにオーバースペックです。近年パソコンの売り上げが鈍化してきたのは、あまりにも性能が上がったために買い換え需要が無くなってきたからだとも言われています。確かにその傾向はあるでしょう。

パソコンの性能向上の恩恵をもっとも受けているのは、マルチメディア系のプロユーザーでしょうね。すなわち3Dグラフィック、2Dのハイエンド・グラフィック、音楽、動画編集・合成…こういった、少しでもCPUパワーが上がれば即仕事の能率が上がる、という分野で仕事をしている人たちです。私もその中の一人ですが、今までは「あとこれだけCPUパワーがあれば、あんな事や、こんな事が出来る…」と予測が付きました。それによってもたらされるメリットを期待して、2〜3年ごとにはマシンを買い換えていたわけですが、さすがに「10GHzを超えたCPUで何をやるんだ?」と考えると…少なくとも自分の仕事の範囲では、何も思いつきません(笑)。ですから次にメインの仕事用Macを買い換えるときは、G5が搭載されたPowerBookにしようと思っています。G5ならばCPUパワーはもう充分なので、ハイエンドの性能を求める代わりにポータブルの利便性をとるわけです。音楽分野以外では、10GHzを超えたCPUの使い道は、ハリウッド映画などに使われる3DCGの合成なら需要があるかな…とわずかに想像は出来ますが、それ以外で思いつくのはサーバーか現在スーパーコンピュータがやっている仕事…流体力学のシミュレーション(気象予測など)やSETI ぐらいかな…(^^;)。まあ要するに「パーソナル」とは言い難い、一部の専門家やマニアのための使い道ですよね。現在「パソコン」といわれているマシンは、次第にこうした一部の専門家やマニアのためのものになっていくのではないでしょうか?

では、一般的な意味での「パーソナル・コンピュータ」はこのまま進化が止まるのか?あるいは消滅するのか?私は次第に「パソコン」という概念から逸脱した別のものに変化していくのではないかと思います。例えば音楽用のピアノ鍵盤とMIDI端子が標準で付いた、音楽専用Windowsマシン。あるいはウェブブラウズとメールと表計算とワープロだけに特化した、紙のように薄く、巻き取ったり折りたたんだりして持ち運べるシート型のマシン。用途を限定せず、どれも同じような形で、ひたすらCPUの速度やメモリやHDの拡大といった、性能の向上を目指すパソコンの進化はそろそろ終わりで、まず「目的」「用途」があり、そのために最適化した「形」を持っている、という方向のデジタル機器に進化していくのではないか、というのが私の予想です。元々パソコンは目的を限定しない「汎用」パソコンであることが画期的なところでしたが、結局それを高度に使いこなそうとすればハード的にもソフト的にも高度なスキルが必要でした。そこに目的を限定しない「汎用」パソコンの限界があります。そこがネックになって、いつまでたってもパソコンは一定のスキルがないと使いこなせない「難しい機械」でした。ブームに釣られて買ってみたけど、結局ほこりをかぶってしまったパソコンが多かったのも事実です。コンピュータが電話やテレビ並みに普及するためには、そろそろ「パソコンでないもの」に進化し、汎用機から専用機へと変わっていく必要があるのではないでしょうか。

Appleの製品で言えば、最近話題のPowerMac G5はどれだけ性能が優れていても、従来の「パソコン」の延長に過ぎません。もっとも革新的な製品は私はiPodだと思います。なにが革新的かと言えば、従来のMP3プレーヤーの概念にも、「パソコン」という概念にもとらわれず、「音楽を持ち歩くという用途に最適な形、操作性、必要な機能は何か」という目的のためにゼロから設計されている、という点です。iPodのOSが何であるとか、CPUが何とかを誰も気にしません。しかし技術的にはiPodはOSもCPUも、メモリもHDも持った「コンピュータ」の一種であることには違いありません。

OSが何であるとか、CPUが何とか、スペックがどうとかは、汎用パソコンだからこそ注目されたものですが、本当に大切なのは「何がやりたいのか」ということです。スペックや機能は目的に対して必要なだけあればいいのだし、目的が違えばそれに最適なユーザーインターフェイスやデザインはそれぞれ違うはずです。こうした「コンピュータ応用機器」が様々な形で現在の「パソコン」を解体し、普及していったときに、いわゆる"IT"や"ユビキタス"なるものが本格的に社会に浸透し、世界を変えていくことになるんじゃないかと私は思います。

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