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2003年6月28日 (土)

PowerPC 栄枯盛衰物語

PowerMac G5が「世界最速のパソコン」として大々的に発表され、話題を呼んでいます。しかし、裏を返せばG4の時代まではMacは世界最速と言える代物ではなかったとも言えます。CPU単体の処理速度としては、インテル系CPUに比べてかなり遅れていて、それをカバーするためにハイエンドマシンはDual CPUといういわば「苦肉の策」がとられていました。

PowerPC G4はモトローラの設計・製造ですが、ベロシティ・エンジンの機能による恩恵を除けば、モトローラのCPU開発力はかなり問題があったといわざるを得ません。もともとPowerPCになる前の68系MacもモトローラCPUだったわけですが、末期は明らかにインテル系のCPUに性能面で遅れていました。それを逆転するためにApple、IBM、モトローラの三社のAIM連合でPowerPCを開発し、Macに搭載したのですが、AIM連合が健在だったG3登場の頃までは、実際にPowerPCはインテルCPUをクロックでしのいでいたのです。

登場時にはインテルをリードしていたG3が軌道に乗って、さあ、これからはRISCアーキテクチャのPowerPCがインテルを圧倒する時代だと期待されていました。しかしG4開発を巡って三社の思惑にずれが生じ、AIM連合は空中分解、IBM製のPowerPCとモトローラ製のそれは別々の道を歩くことになってしまいました。この時、Appleは「ベロシティ・エンジン」という新機能を搭載したモトローラのCPUをG4として採用してしまったわけです。これが裏目に出てG4のクロックは遅々として上がらず、500MHzのPowerMacを一度発表していながら撤回し、450MHzに「クロックダウン」して発売するなどという失態もありました。その間にインテル系CPUはどんどんクロックをのばし、すっかり水をあけられてしまったというわけです。

G5の時代になってAppleはパートナーをIBMに乗り換え、ようやくそのCPU暗黒時代が終わりそうです。ベロシティ・エンジンはAltiverbのような優れたソフトも生み出しましたが、本来有利だったはずのPowerPCの進化をスポイルしてしまったというマイナス面も大きかったようです。元々PowerPCはIBMのUNIXワークステーション用のハイエンドCPU、POWERシリーズを元に作られたもので、IBMのCPU開発力はインテルをしのぐほどの潜在能力があったと言えます。しかし、G4以降Appleからの需要がなくなってしまったので、G3を地味にクロックアップする以外は開発が止まった状態でした。G5の登場によって、これからは少なくともインテル系と互角の性能のCPUがMacにもたらされることでしょう。現在のIBMの技術をもってすれば、ベロシティ・エンジン互換ユニットを持ちながら大幅にクロックアップし、さらに64ビットCPUに進化することが可能になったわけです。68系時代からのMacを使い続けてる私としては、Appleは2度もモトローラに足を引っ張られてるんだから、もう新たなCPUをモトローラをパートナーに開発するのはやめて欲しいものだと思います(^^;)。

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